たまにこんなプレゼンテーションに遭遇することがあります。

「ここは、皆さんよく知ってらっしゃると思いますので割愛します。」
「ここは、時間がありませんので割愛します。」
「ここは、今回のテーマとは少し異なりますので割愛します。」

『割愛します。』

一体何を省略するのかと言うと「プレゼンシート」です。

「割愛します。」と一言断りを入れてプレゼンシートを数枚飛ばしていく。

この光景は皆さんも見たことがあるかもしれませんし、ひょっとしたら皆さん自身もやった経験があるかもしれません。

何気ないこの「割愛」ですが、残念ながら聞き手の「聞く流れ」を止めてしまいます。

聞く流れを止めてしまう。

その結果、聞き手の「関心」が低下したり、「集中力」が途切れたりします。

これを防ぐには「割愛」の必要がないように準備していく。つまり、現場には「完成物」を持っていくというのが大原則となります。

得てして「割愛」という行動は、プレゼンに少し慣れてきた段階でおこるもの。自戒を込めて自分は「完成物」を作っているかを見直してみましょう。